次男の両耳には生まれた時から耳瘻孔があります。出産後すぐに助産師さんから「耳の前に穴があるんだけどね…」と説明がありました。
実は長女も左耳に耳瘻孔があります。長男も、なんなら夫もそれらしき穴はあります。なので次男の耳瘻孔もそれほど気にしていませんでした。
ですが次男は生後2ヶ月頃から耳瘻孔の穴とは別なところ(耳瘻孔から1cmくらい離れたなんでもないところ)が赤く腫れはじめ、次第に大きくなり膿が出るようになりました。
現在、総合病院の形成外科を受診し、いずれ手術をする方向で話をしています。
私自身、今回のことでママ友に聞いたり、たくさん調べ悩んだので、お子さんの耳瘻孔でお悩みの方の参考になれば幸いです。
耳瘻孔とは
「耳瘻孔」と書いて「じろうこう」と読みます。耳瘻孔とは生まれつき耳の周囲に開いている小さな穴のことです。穴の奥は管になっていたり袋状になっています。
耳瘻孔の原因
お母さんのお腹の中で赤ちゃんの耳が形成されるときに、6つのパーツがピッタリ合わさって耳になるそうですが、そのときにぴったり合わず隙間が開いてしまったことが原因と考えられているようです。

我が家でも、私以外の家族にあるように、遺伝的なものが多いようです。
症状
耳瘻孔の中に汗や垢が溜まると悪臭を放ち、チーズ状の分泌物を出すようになります。

長女がまさにそれです。定期的に耳瘻孔の周囲を押して膿を出すようにしています。
先日、しばらく膿を出すことをしていなかったら、耳瘻孔から膿が溢れ出ていました。その臭いことといったら…
長女も病院で診てもらう必要があるかもしれません。
またそこに細菌が侵入して繁殖すると、穴の周りが腫れたり、膿が出て痛みやかゆみが出ることもあるそうです。

次男はこの炎症が繰り返し起きている状態です。赤く腫れて、やがて膿が出るというのを繰り返しています。
この状態のまま放置しておくと炎症の部分が大きくなり、切開する部分も大きくなってしまうため、早めに手術をした方がいいと言われています。
どんな治療をするの?
自然に穴が無くなることはないそうですが、特に症状がなければ治療の必要はないそうです。
次男のように炎症がある場合、抗菌薬で炎症を抑えます。初診の時は塗り薬と飲み薬を処方してもらいました。今は塗り薬を朝晩塗っています。膿が溜まって痛みがあったりするなら、切開して膿を出す処置をしてくれるそうです。そしてこのように炎症を繰り返している場合は、手術によって耳瘻孔を取り除いてしまうことが一番いいとのこと。
大人はほとんどが局所麻酔、そして日帰り手術でできるそうですが、子どもの場合は入院をして全身麻酔の手術になります。そのため実施できるのは1歳を過ぎてからです。(次男のかかりつけ医ではそのように説明を受けましたが、病院によって違いがあるかもしれません。)
さいごに
耳瘻孔は一度炎症が起きると何度も繰り返してしまうようです。炎症がなかったとしても臭いや膿が出てきてしまうような症状があると、今後ストレスや疲れなどが原因で炎症が起きてしまうこともあるそうです。それなら症状が軽いうちに取ってしまう方が後々楽かもしれません。

次男は本来であれば1歳を過ぎてすぐにでも手術をしたかったのですが、新型コロナウイルスの影響で手術ができず、先延ばしになっています。
手術の日程がきまったら、また経過とともにこちらで報告します。
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